しもべの心

しもべの心

優しい声と眼鏡の向こうの瞳に映るへりくだったしもべの心。素晴らしい模範を示し続けた兄弟 SOT2015 最優秀奉仕者賞ジョニー・テオから聞く

ミシェル・ヘン

‘アンクルジョニー(ジョニーおじさん)’親しみを込めてそう呼ばれているのは、物流会社を経営するジョニー・テオ 57 歳である。妻アンジェラとは結婚 23 年、そして 3 人の子どたちガブリエル 20 歳、クリスティーン 18 歳、ベネディクト 10 歳。

9 日間の台湾での記念旅行から帰国したアンクルジョニーは、SOT で友人になった台湾人学生のもてなしについて分かち合ってくれた。「みんなが観光や食事に連れて行ってくれました。車を持っている人があちこち運転してくれました。こちらがお願いしたわけでもないのに、台湾の兄弟姉妹が是非にと言うので。私たちはとても祝福されました。」

この手厚い愛のもてなしは、アンクルジョニーが 7 ヶ月間、SOT の学生たち、特に海外からの学生たちの人生を支えたことの証しだ。SOT が始まって 2 週目、彼は寮に住む海外からの学生たちを自分のミニバンで教会まで送迎することを始めた。朝 7 時 30 分には第一便が出発し、毎朝、寮と教会の間を 6-7 回往復するのだ。授業が終わると今度は、教会から寮に 2-3 回往復しながら学生たちを寮に送り届けることをした。

「学生たちを送迎する考えが最初に思い浮かんだとき、本当はあんまりやる気はなく、渋っていました。授業の後は仕事に急いで戻らなくちゃいけない、自宅からジュロンまで朝は渋滞があるし、学生たちを遅刻させてしまうかもしれないと神様に言い訳していました。でも神様がしつこく語ってくるんです。そして従わなくちゃいけないと感じました。お金があまりない海外からの学生は、寮と教会の間を徒歩で行き来していたので助けたい思いもありました。歩いたら 30 分はかかるけど、車ならもっと早いですから。私はこうやって人々に仕えるためのミニストリーを与えてくだったのは神様であること、そして神様は私を失望させることはないし、必要を満たして下さると信じました。そして実際には、仕えることより、祝福をより多く受けたのです。心配は全く無用でした!」

この従順とへりくだりの態度をもってアンクルジョニーは毎日海外の学生の送迎を忠実にやり続けた。また彼は卒業式のガウンの運搬を手伝ったり、SOT で大きめの車が必要なとき、自ら率先して助けた。また卒業式のあと、海外の学生を空港に送るために、40 人乗りマイクロバスを 2 台自費で用意したのだ。アンクルジョニーは自分の 9月の誕生日には 40-50 人の学生たちを交わりのために自宅に招いたりもした。

「特に海外からの学生は多くの犠牲を払って SOT に来ているので、神の民を助けることで私も御国の目的に仕えたかったのです。手助けできることは何でもしたかったんです。これはシティハーベストチャーチの DNA ですから。必要を見つけそれを満たし、傷ついた人を見つけ、その人をいやすことです。人々に仕えることができるのは光栄なことだと感じています。これこそ 7 ヶ月間の SOT での最も素晴らしい祝福でした。」

2012 年の SOT を卒業した妻の励ましもあり、他の教会員と共にアンクルジョニーは SOT に入学する信仰の一歩を踏み出した。「経済的なことがとても心配でした。3 人の子どもたちはまだ学生で、私の収入では家族 5 人とビジネスの経費をまかなうのにやっとだったからです。収入の一部を使って SOT に行くことと仕事が半日しかできなくなることもチャレンジでした。」

アンクルジョニーは、若い頃洗礼を受け、キリストに従う再決心をしたのは 30 歳のとき。その後 2015 年 4 月に CHC を自分の母教会にすることを決め、SOT で新しい目的を見い出した。「SOTに入学した第一の目的はイエス様との関係を深めることでした。毎日イエス様を体験しながら、私は自分の人生がイエス様の前に立ち上る、よき香りになることを願うようになりました。そして神様に私の目を開いて傷ついた人や必要のある人がどこにいるか見えるようにしてくださいと祈りました。」

アンクルジョニーは人生の模範者である一人の人について分かち合ってくれた。「タン・イーピン牧師の人生は、神の御言葉から来る知恵を土台にしたものです。タン牧師は試練の中にありながら、揺らぐことのない平安と力を内に秘めています。最近礼拝で彼の言った言葉に感銘を受けました:私たちは主に対して文句を言うことなしに主の御心に自分を明け渡すというこのプロセスの中で神を体験し、神を知る必要がある。」

話題は少し変わって、アンクルジョニーは、試験、説教準備、図書課題、セルの模擬試験がとても思い出深かったと語ってくれた。自分は力不足だ、口下手だとストレスに感じながらも仕事の後、一生懸命宿題をやったという。時には夜中 3 時に就寝することもあった。「私はこんなに勉強することには慣れていなかったんです。でも神様により頼むことで、なんとかやってこれました!」と笑顔で答えた。

SOT を卒業して以来、アンクルジョニーは中国語礼拝でもっと奉仕をしたいと張り切っている。今教会が困難のとき、彼はこのように励ます。「谷底を歩むような時でさえ、神様と共に歩み続けよう。そうすれば主の御手がもっと見えてくる。私は CHC が伝道と宣教にもっと強められると信じています。SOT2015 の卒業生の皆さんへ:前に進み続けて下さい。情熱を持ち続け、決して冷たくなってはいけません。共に神の御国で仕えましょう!SOT へ入学を考えている皆さんへ:神様はあなたの信仰の一歩を喜んで下さいます。きっと私のように、予想しなかったような報いを体験することでしょう。」